新しい都知事について

賑やかな都知事選挙だった。自民党の推薦が取れなかった自民党員でかつて防衛大臣もやった小池百合子と、ほんとの自民党推薦を受けているかつての岩手県知事増田寛也のバトルは、テレビでも格好の話題となり、保守・革新の構図を無視した選挙報道に終始した為政者ベッタリの画面となった。

野党共闘の推薦を受けた鳥越俊太郎については、早速為政者の隠れ子分のライターがスキャンダルを週刊誌に書き散らした。ただ鳥越は主たる3候補のなかでもやはり高齢であり、インタビューに対しても他候補のようなスピード感は見られなかった。民放の報道番組によっては、鳥越を笑いものにしているかのようなキャスターも散見された。

小池当選後は各局ともオベンチャラに終始している。ま、お笑いメディアと思えばいいか。

何れにしても、小池新都知事が何をこれからするのか善し悪しにかかわらず興味津々。というのも彼女の経歴に右翼的陰影がしっかりとあるから。改憲核武装を叫び、韓国系の人々にヘイトスピーチを浴びせる手合いとも繋がりがある、とされる彼女の今後は注目に値する。