<政府、駆け付け警護を付与 PKO新任務、初の閣議決定>

◎2016年11月15日 13時01分 東京新聞

政府は15日の閣議で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊に対し、安全保障関連法に基づく新たな任務「駆け付け警護」を付与することを決定した。3月の安保関連法施行後、可能となった新任務の付与は初。来月12日から実施する。安保法により武器使用の範囲が拡大された自衛隊の海外任務が、実際に開始されることになる。現地の治安情勢は流動的で、隊員が戦闘に巻き込まれるリスクが増大するのは不可避だ。

 安倍首相は15日の参院の特別委員会で、南スーダン情勢に関して「意義のある活動が困難であると判断する場合、撤収をちゅうちょすることはない」と述べた。

(共同)