2016-01-01から1年間の記事一覧

<原発に反対する数少ない新潟知事に、「出馬」を断念させた魔の手>

<まぐまぐニュース!>16/9/16 『国家権力&メディア一刀両断』 より一部抜粋 著者/新 恭(あらた きょう)記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに…

<原発電力の購入拒否でも 全原発の廃炉費用は国民負担>

<東京新聞>2016年9月21日 07時03分 経済産業省は、東京電力福島第一原発の廃炉や事故処理にかかる費用のほか、他大手電力が保有する原発も含む廃炉費用を、原則としてすべての電力利用者に負担させる方向で調整に入った。電気料金に含まれる「託送料金」に費…

<辺野古裁判 最高裁は公平な審理を>

東京新聞【社説】2016年9月28日 高裁では沖縄県が負けた。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡る裁判は、今度は最高裁へと移る。「辺野古しかない」と決め付けず、県側の主張を十分吟味した公平な審理をすべきだ。 天秤(てんびん)があるとする。片…

<損傷鉄構一度も点検せず 第一原発5・6号機>

<福島民報>( 2016/09/28 (水) 09:30 東京電力福島第一原発構内で5・6号機の送電線を支える引留鉄構(ひきとめてっこう)の一部が損傷していた問題で、原子力規制庁は27日、東電が5号機の運転を開始した昭和53年8月以降、一度も点検しておらず、保安…

<<社説>安倍首相所信表明 基地負担軽減はまやかしだ>

<琉球新報>2016年9月27日 06:02 負担を掛けている側が負担軽減を真剣に考えるならば、地元の意見を十分聞き、その実現に力を尽くすことが本来の在り方である。 地元が負担だと拒んでいることを「負担軽減」策として問答無用で押し付けることは、一般社会では…

<【NHKニュースウォッチ9】(2016年9月16日)>

<uttiiのTVウォッチ>Vol.0023より引用 【はじめに】こんにちは。9月16日金曜日、各局夜の看板ニュース番組は、辺野古「移設」に関わる福岡高裁那覇支部の判決について報じましたが、比較の視点を全面展開すると、素材が膨大になりすぎ、なかなか読みに…

<演劇人らがサイレントスタンディング 安保法成立1年>朝日新聞(16/9/19)

安全保障関連法が昨年9月19日に成立して1年。文学座の演出家の西川信廣さんや鵜山仁さんらで作る「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」は19日、東京のJR恵比寿駅や吉祥寺駅前で、現政権の暴走を止めるため、サイレントスタ…

<安保法成立1年 矛盾と疑問は残ったままだ>琉球新報/社説(16/9/19 )

集団的自衛権の行使や地球規模での他国軍支援を可能にする安全保障関連法が成立して1年となった。戦後日本の安全保障政策を大きく転換させる法律は運用段階に入った。 だがこの法律は集団的自衛権を行使する要件や、憲法9条が禁じる海外での武力行使につな…

<沖縄ヘリパッド 工事強行に理はあるか>東京新聞/社説(16/9/14)

沖縄県東村周辺で始まった米軍ヘリパッド建設をめぐる国の対応は看過できない。工事用重機の運搬に自衛隊機を使ったり、機動隊が抗議する人を強制排除したり、強引な進め方に理はあるのか。 沖縄の小さな集落でいま、何が起きているのか。 防衛省は沖縄県東…

<<米軍ヘリパッド>警察庁、沖縄県公安委の決定前に派遣準備指示>沖縄タイムス16/9/17

反対市民の問題視に県警困惑 ヘリパッド工事警備で、県公安委の要請前日に警察庁が準備指示 反対市民は「県公安委の頭越しに進められている」と問題視 一方県警関係者は「事前に調整するのは自然な流れ」と困惑 東村高江周辺のヘリパッド建設に伴う警備で、…

<三沢基地拠点、空自と英空軍が初訓練へ>東奥日報16/9/17

航空自衛隊は9月16日、10月中旬から11月上旬にかけ、英空軍との日英共同訓練「ガーディアン・ノース16」を三沢基地を拠点に、同基地と同基地周辺空域 で実施すると発表した。空自が、米国以外の国との共同訓練を国内で実施するのは初めて。空自三沢基地から…

『日本海軍はなぜ誤ったか』澤地久枝,半藤一利,戸高一成 (岩波現代文庫11/12)

サブタイトル<海軍反省会400時間の証言より> 先の大戦の開戦から敗戦まで、日本の海軍はどう対処したのか。当時の中堅将校達の回想と討論が<海軍反省会>として続けられた。 そのレポートが「NHKスペシャル」3部作=<第一回 開戦 海軍あつて国家なし><第二回…

<憲法学者へのアンケート結果を隠して官邸に媚び売るNHK>日刊ゲンダイ15年7月30日付

NHKに隠蔽疑惑です。憲法学者に対して行った安保法案のアンケートで安倍政権に不利な数字が出たのですが、その結果をわずか2分、しかもパーセンテージも出さずに放送したというのです。メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』が告発しています。 ・・・・・・・・・…

<自民党の放送弾圧を批判したBPO有識者の勇気>まぐまぐニュース!

NHK「クローズアップ現代」のやらせ問題に関する意見書の中で、自民党の放送弾圧を猛批判したBPO。『国家権力&メディア一刀両断』では、テレビ局に圧力をかける自民党内の調査会メンバーの正体を明かすとともに、「自民党はBPOに報復を仕掛けてくる」と警告…

「集団的自衛権はなぜ違憲なのか」木村草太 (晶文社15/8)を読む

この本は昨2015年7月に、自民・公明などの与党勢力によって強行採決された<安保法制>の複数法案に対して、その直前の国会質疑にも参加した、参考人の一人であった憲法学者によって書かれた。 アメリカの子分である安倍政権の、野放図な海外派兵戦略は、現行<…

<沖縄の新聞は偏向しているのか?>安田浩一(ジャーナリスト)WEBRONZA >

<平和と人権を奪われた側に立つ記者たち> この春、「琉球新報」記者の新垣毅(あらかき・つよし)(45)は文化部編集委員から東京支社報道部に異動した。異動に先立ち、部屋探しのために上 京したのは3月上旬のことである。支社への通勤に便利なマンションを見…

<国費使い沖縄県民弾圧 高江>しんぶん赤旗16/9/2

サブタイトル<機動隊員、高級リゾート泊 民間警備会社と8億円契約> 沖縄県東村高江 の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設に反対する住民を弾圧するために6都府県の警察から派遣されている機動隊の宿泊費用や手当などの派遣費用が国費(警察庁予 算)から支払わ…

「軍事立国への野望 」小森陽一ほか(かもがわ出版15/8)を読む

サブタイトル<安倍政権の思想的系譜と支持母体の思惑> 先の大戦の戦後処理がアメリカ一辺倒で済まされたため、 戦後70年を過ぎても、なお交戦国との平和条約も補償問題も、解決していないということが遺されてさえある。 その事態をかなぐり捨てて、新たなア…

<むのたけじさん死去2016年8月21日>

むのたけじ(本名:武野 武治、1915年1月2日 - 2016年8月21日)は、日本のジャーナリスト。埼玉県さいたま市在住。 経歴 秋田県仙北郡六郷町(現美郷町)の小作農民の家に生まれる。県立横手中学校(現・秋田県立横手高等学校)から東京外国語学校(現・東京…

<ご当地電力はじめました!>高橋 真樹(岩波ジュニア新書15/1)

地域の電力は自分たちでつくる!「おひさまの町」飯田市、上田市の屋根借りソーラー、岐阜県いとしろの小水力、福島県会津地方で発電事業を進める会津電 力、東京多摩市で活動する多摩電力、北海道から広がる市民風車、各地でさまざまな工夫をこらして、市民…

<全国ご当地エネルギーリポート>ノンフィクションライター(エネ経会議特派員)その3

第85回:注目の新電力会社を紹介②(ループ、みやまスマートエネルギー) 電力自由化がはじまってすでに2ヶ月。現在までのところ従来の大手電力会社から切り替えた家庭は全体の2%程度と割合は少 ないのですが、切り替えを具体的に考え始めた方も多いのでは…

<全国ご当地エネルギーリポート>ノンフィクションライター(エネ経会議特派員)その2

第87回:注目の新電力会社紹介③(パルシステム電力) 電力自由化がはじまってまもなく4ヶ月。全国ご当地エネルギーリポートがオススメする自然エネルギーの普及を目指す新電力 会社もだいぶ増えてきました。注目の新電力会社特集企画の第3弾となる今回は、…

<全国ご当地エネルギーリポート>ノンフィクションライター(エネ経会議特派員)

第81回:注目の新電力を紹介!(みんな電力、生活クラブエナジー、中之条電力) いよいよ電力小売自由化が始まりましたね。でも「電力会社を選べる」と言ったって「値段以外の比較対象がない」「結局どうしたらいいかわからない」という方は多いのではないで…

<そこが知りたい電力自由化: 自然エネルギーを選べるの?>高橋 真樹 (大月書店16/7)を読む 

時期的にも極めてタイムリーな刊行。<電力自由化>について、無関心な一個人に対しても、適切に過不足無く現状を伝え、あるべき改善の方向を示す。<電力問題>に関する、国民的快著である。 ▶著者より 電力自由化が始まった4月前後から、「どこを選んだらお得…

安倍デタラメ原発政策を一刀両断 NHK番組の波紋広がる

<日刊ゲンダイ16/8/29> ライブだったからか、NHKが26日(金)深夜に放送した討論番組「解説スタジアム」は衝撃だった。 NHKの解説委員7人が、「どこに向かう 日本の原子力政策」というタイトルで議論したのだが、日本の原発政策のデタラメと行き詰…

『訓読から見なおす東アジア』小島 毅 監修, 中村 春作 編 (東大出版会14/7)を読む

<東アジア海域に漕ぎだす>シリーズ5 <訓読>という中国語の日本語訳を取り上げ、両国の文化的交流のあり方を歴史的に論ずる。 東アジアにおいて歴史的には、圧倒的文化的影響を近隣諸国に与えてきた中国文明の<文字言語>の履歴が語られる。少年期に<論 語>を…

『スターリン秘史 1』不破哲三 (新日本出版14/11) を読む

20世紀の怪物スターリンの事跡を執拗に追跡して、その罪障を暴く。ソ連が世界の社会主義運動の<祖 国>だとして、大きな影響を与えていたことは間違いない。しかしその内実はかくの如きものだったとは。膨大な社会主義者たちへの粛清謀殺記録は(当 時の日本の…

<マルクス主義と戦後日本史学>戸邉秀明(岩波講座日本歴史 第22巻16/2)を読む

戦後の歴史学論争には50年代ごろ、一般読者として触れた。その頃読んだ『明治維新史研究講座/全6巻』が大 きな刺激となり、その<明治維新>を現代から歴史的にどう評価するのかに関心を持った。更にそれは戦後社会の革命は如何にあるべきかへと発展 したが、…

『日本政治思想史』渡辺浩 (東大出版会10/2)を読む

サブタイトルは<17世紀から19世紀>。ではこの時代はと言えば、17世紀初頭(慶長6年)は 家康が関ヶ原で勝利した直後で、19世紀初頭(亨保元年)あたりは伊能忠敬の全国測量半ばで、終末期の1868年が明治維新となる。つまり近世から近代ま でを一括りにして叙述す…

『藤原秀衡』入間田 宣夫 (ネルヴァ日本評伝選16/1) を読む

サブタイトル<義経を大将軍として国務せしむべし>。奥州藤原三代については、殆どしらなかった。その意味で本書は改めてそれを探る道標となつた。 そして本書を読んでも、まだ知られざる奥州の歴史が残されているように思える。今後とも類書を読んでみたい。…